なぜデザインを優先してつくるとホームページ運用はつまずくの?

ホームページの運営はうまくいっていますか?

デザインは大事な要素です。でも……

コンセプトは“大人かわいい”かなあ。
全体はシックにしたくて、アクセントの入れ方がキモだと思うんです。

先日、ホームページ制作の方向性ついて打ち合わせしたとき、最初にこんな感じでご希望をお聞かせいただきました。

もし、あなたが今、ホームページの構想中だとして、この方と同じようにデザインについての考え方が大きく先行しているなら、先々にはいろいろなご苦労が待っているかもしれません。

もちろんホームページ制作において、デザインにはコンセプトや会社の方針が反映されるべきですし、全体をつくりあげるための、とても大切な部分だということは変わりません。

ところが、そこにこだわることから始めても、ほとんどの場合は思うような結果にはつながりません。
それどころか期待していた見込み客は、そのデザインに対しては最も反応しにくかったなんて場合もあり得るのです。

ホームページを
営業のツールと位置づけるのであれば

最初の入口として考えたいのは、「あなたのお客さまはどんな人なのか」ということ。

上記の場合なら“大人かわいい”を求めているのはいったいどんな人?
具体的に知っておく必要がありそうですね。

「あなたの感性に惹かれて来ている人がお客さま」といった漠然としたイメージの延長でホームページをつくったとします。
まったくあなたを知らない人が見たとき、同じように惹かれる可能性はどのぐらいでしょうか?

もうひとつあります。

今ある商品を売る手段を模索するのではなく、お客様のどんな欲求を満たすものなのかを突き詰めてみてください。
そのためには、これまで商品を買った人がどこに惹かれたのかを知り、同じようなポイントを求めている人はどこにいるのか、どうすればその人たちが同じように惹かれるのかを考えていくとよいでしょう。

“大人かわいい”ではなく、単にシンプルで飽きが来ないところを求めている人ばかりが買っていた。
ひょっとしたら意外な結論に行き着くかもしれません。

これらをよく見定めることで、訴求相手や内容が固まり、訪れる人たちが好む、あるいは安心してショッピングできるサイトデザインやメッセージをようやく考えることができます。

最適化していれば、見込み客は自分に合ったホームページであることにすぐ気づくでしょうし、あなたが気に入ったお店でお茶するように居心地の良さを感じ、お話に共感して、本来期待している次のアクションにつながっていくのです。

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