確かな言葉が紡ぎ出すために必要なのは?

メッセージは放っただけでは伝わらない?

訪問先のある会社でのお話。
朝一番に到着すると、オフィスの奥に社員の皆さんが集まっています。
簡単な報告と指示のあとに全員が社訓を唱和して解散。

火曜日の朝には朝礼があるのだとか。
その昔、自分も同じようなことをやらされていたなあと、
なんだか懐かしい気持ちになりました。

声を出して繰り返していると内容が頭に入り、知識として役立つようになる。
学校や朝礼で大事な言葉を唱和させる主な理由ですね。

そして社是社訓には、その会社の経営者がきっと苦労してたどり着いた想いやノウハウなどが凝縮しているのだと思います。
唱和することで、社員の皆さんにも同じ意識や理想を共有してほしいという気持ちが強いのでしょう。

暗示より先に儀式化してしまう「覚え方」のプロセス

学生のころ、英語を覚えるのに何度も声に出して読んだ記憶はありませんか?

声を出して何回も何回も繰り返すことで、とにかく覚える。

それが結果となる。私たちはそんな教育を受けてきました。
あの受験勉強で覚えたはずのたくさんのこと。日頃役立っていますか?

たぶん、あなたは以前からお気づきだと思うのです。
実際は「覚える」と「内容を身につける」はちょっと違うことを。

たとえば奥深さは覚えても身につかないもの

以前伺った高僧の法話のなかに「お経や座禅は行うだけでは意味がない。持つ意味を理解し実践していなければ」といった内容のものがありました。
本質や理由が腑に落ちていてこそ行動が意味を持つという、考えたらすごくあたりまえのこと。ただカタチを尊ぶだけの人を戒めたものなのでしょう。

言葉の力は強力です。信じる。「出したい結果を、何度も声に出す、あるいは書き出していつも見えるところに置くことで、無意識レベルにまで落とし込んでしまえば、やがて実現する。」いわゆる成功哲学や自己啓発本に触れていると必ずそういった内容が出てきます。

繰り返し見聞きしていればかなう。
だったら言葉自体が素晴らしいほど素晴らしい結果が出るだろうと、概念や妄想を並べる傾向の人が多いからです。

無意識レベルで物事を実現に導くようにするためには、明確な指示内容が脳にしっかり定着している必要があります。
そのためには与えられた言葉の丸覚えではなく、自分自身が望む状態を詳細に理解し、確実にイメージできる言葉に変えてから無意識領域へ送り込む努力をしているかがカギになってきます。

脳科学の分野で、自分言ったことも人が言ったことも脳自体は区別せず受け取っているという研究結果が出ているそうです。
ということは、自分の中で本当に想いを消化できているかどうかの判断材料として、他人に対して、その内容を共感を得られるように説明できるかを試してみるのは有効な方法のはずです。

言葉の力のいる場所 -セールストークに現れるもの-

周りの人に対して、自分たちの想いやこだわりを熱いメッセージで伝えようとした場合も、同じようなことが起きてきます。

たとえば、商売にあたっては、あれこれとコピーや売り込みの言葉を紡ぎ出しますよね?

頭で、効果がありそうなものを考えることはできるでしょう。

でも最終的には、本当に強い考え方や無意識に落とし込まれた中身こそが、相手の気持ちをつかむ言葉につながると私は感じています。

気持ちは必ず形になるミッションやポリシーを仕向ける側の人が、本来持つ意味を相手に説明でき、実践できなければ、組織内であれ外部に対してであれ、メッセージは本来の力を持たないと思うのです。

社訓を誰も理解して唱和していない。
事業や商品に対する体温のようなものが伝わっていない。

何のためにやっているのやら……。

まして、メッセージが押しつけや面倒くさい内容と受け取られてしまったら、その言葉に本来託したかった意図から、相手はどんどん遠ざかることになるでしょう。
つまり「逆効果」ですね。

これから、あなたの放つメッセージを組織や社会をまとめる力につなげるには?
そのためのお手伝いを私たちはできたらいいなと考えています。

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