今年は都内で字幕制作者の養成講座
物事をきっちりと伝えられる人を増やしたい
国の政策に基づいて2013年から各自治体で行われている「ひとり親家庭等在宅就業支援事業」。
そのひとつのケースとして、映像作品に対する情報保障のための字幕制作を行う専門家を育成しようと、住友商事さんをはじめとした企業、NPO団体、そしてメディア・アクセス・サポートセンターと一緒に、これまでたくさんの方々に対して講座を開講、実施してまいりました。
そのシリーズ最終段は都内新宿です。
音を文字でどこまで再現できる?
情報保障のための字幕といえば、ほとんどの場合、聞こえない、聞こえにくい人が対象のものを考えがち。
でも実際は、映像情報に接している一般の人や国内にいる外国の人なども条件に応じて必要になるもの。メディアやライフスタイルが多様化している時代だからこそ、考えなければいけない問題なんですね。
目指す字幕の役目は「音に含まれる数々の情報を可視化し、音がない状態であっても分かるように伝える」こと。
話し言葉と書き言葉は同じではありません。そして音だけで伝わっている情報は実際には無数に存在します。聞こえたまま、ただ文字に書き並べただけでは、音がない状態でそれを見ても意味合いはほとんど伝わらないのです。つまり必要なときに“分かるように”というところが一番難しいわけです。
伝える相手は多くの個性ある方々。そのニーズや特性を理解していることはもちろん、文字を扱うスキル、言葉を操る力、映像・音響の意図を拾い上げる力などを身につけた人が情報保障の字幕制作を行わないと、それを必要とする人は、曲がった情報や劣化した情報を受け取ることになってしまいますよね。
そういった現実に対しての責任を自覚した方々を現場にたくさん送り出すことでハッピーな社会づくりに貢献するというのが私どもの考え方なのです。
講座は応用編の2期を含めて5月末まで続きます。
このたび、ソフトウエア「おこ助」シリーズおよび、その関連製品の発売・販売とテクニカルサポート業務を終了し特定非営利活動法人メディア・アクセス・サポートセンターへ譲渡することとなりました。
当社での関連業務の終了は、2023年10月31日(火)となります。
おこ助Pro3の最新版「バージョン3.2.12」にて自動アップデート機能の不具合に対する修正をおこないました。
3.2.11以前のバージョンでは自動アップデータが配信されませんので、新バージョンご希望の方はお申し込みが必要です。
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言および期間延長の状況を受け、各種お問い合わせ、サポート、受注・出荷などの業務を一部縮小実施しております。